このプログラムはUSBカメラからキャプチャした画像や画像ファイルを加工しつつ表示するアプリケーションです。
USBカメラを使用する場合は別配布のUSBカメラプラグインをmake installします。 各プラグインのReadmeファイルを参照してください。
なお、0.10よりも前のバージョンで既に使用していたプラグインは再インストールせずそのまま使用できます。
ウィンドウマネージャでビューワーウィンドウまたはコントロールパネルのどちらかを閉じます。確認ダイアログ等はなく直ちに終了します。コマンドラインからControl-Cやkillでももちろん終了しますし、xkillでウィンドウ指定しても終了します。
まず何はともあれ起動しましょう。2枚のウィンドウが現れます。


一方は画像を表示するビューワウィンドウ、もう一方は各種制御を行うコントロールパネルです。
もしあなたが対応するUSBカメラを持っていて、かつ、繋げていたらコントロールパネルの下部にカメラ名と制御可能なパラメータが表示されます(内容はカメラにより異なります)。

まだ繋げていなければ、ここで繋げて[Rescan]ボタンを押しましょう。対応していればここで認識するはずです。何も認識されず、no cameraの表示のままの場合は残念ながらUSBカメラは使えません。ごめんなさい。
うまく認識したらMode欄の[Capture]スイッチを入れます。するとUSBカメラから映像を表示しはじめます。カメラによっては明るさ等を調整できるものもあります。USBカメラによっては画像の大きさが画面サイズよりも小さいものがあります。そのままでは画面に余白ができます。[Fit image size]チェックボックスをチェックするとキャプチャ画像を拡大して隙間を無くして表示します。
もしも使えるカメラが無かったらとりあえず画像を表示しましょう。Picture欄の[Load]ボタンを押すとファイル選択ダイアログが現れますので、手持ちの画像(jpegでもpngでもbmpでも大抵の物は使えるはず)を指定してみましょう。

さて、ビューワウィンドウに今何かが表示されていると思います。ではこのウィンドウをアクティブにし、下のほうの[Text:]と書かれた欄にフォーカスを当てて、何かキーボードから文字を入力し、Enterを押してみましょう。

すると、画面に「ふきだし」が表示されます。

1つの「ふきだし」には1行しか入りません。画面よりも長いものは途中で切られます。また最大の文字数は40文字です。
さらに続けて入力すると、2つめの「ふきだし」が表示されます。これを繰り返すと、最大で5つの「ふきだし」を表示することができます。6回以上入力するとその時点でいちばん古いものが削除されて新しく入力されたものが表示されます。

表示位置は後から変更できます。ポインタ(マウス)をふきだしに合わせて左ボタンを押したまま掴み動かすことができます。
さて、ポインタ(マウス)で表示されている画面のうち、ふきだしが表示されていない部分を右ボタンで押えてポインタを動かしてみましょう。すると赤い線が書かれます。これがフリーハンド機能です。

これらがふきだし君の最も基本的な使い方になります。
コントロールパネルに目を向けてみると、何やらたくさんのボタンが並んでいます。順に説明していきましょう。

「ふきだし」のタイプを指定します。四角い付箋紙のようなもの、角が丸い四角のもの、丸いもの、そして考え事等を示すような丸が重なったものの4種類があります。丸い形の2個はゆっくりと上下に移動します。 ここで選択しておいた物が、次に表示する時に使われます。 SUPERはちょっとだけ違う働きを示します。


タイプでSUPERを選択した場合に有効な設定です。スーパーというのは、スーパーインポーズです。TV番組でニュース速報などが表示されるときに、画面に重なって文字が表示される物がありますが、あれのような物です。これはその表示位置と表示方法を指定します。上から順に、 上中央固定、 上横スクロール、下中央固定、下横スクロールとなります。横スクロールは右から左にスクロールし、全部左まで消えたらまた右から出てきて繰り返します。


ふきだしで使われる文字フォントを指定/選択します。フォントは5つのふきだしおよびスーパー表示それぞれ別々に指定できます。このフォント欄には4つのボタンが表示されていますが、これをフォントパレットと呼びます。 最初は上から順に小さめ、中くらい、大きめ、そしてまた中くらいのフォントが登録されていますが、それぞれをポインタで選択しておいて[Select]ボタンを押すとGTKのフォント選択ダイアログが出てきます。ここで表示に使いたいフォントを選ぶことができます。ダイアログはgtkの標準の物ですので、設定項目についてはここでは特に説明しません。

4つのパレットのうち選択されている物が次に「ふきだし」を表示する際に使われます。 ただし、スーパー表示だけは常にいちばん下のパレットを使用します。
Xのフォントとして各種のフォントを適切に設定しておけば、下の例のようにふきだしの文字に使用することができます。

一度表示済みの「ふきだし」は後述のポインタ操作で後から変更することもできます(スーパーインポーズ文字を除く)。

フリーハンドで書く際の色を8色から選択できます。黒、赤、緑、記、青、紫、水、白のいわゆるデジタル8色です。 その下の[Clear]ボタンは画面にフリーハンドで書いた物を全部一度に消します。


[ON]と書かれたチェックボックスをONにすると、画面左上に現在時刻がスーパーインポーズ表示されます。[24Hr]と[12Hr]でそれぞれ24時間表示か12時間表示を選ぶことができます。[Pos]ボタンを押すと、表示位置が順に「左上」→「右上」→「右下」→「左下」→「左上」→…と変えることができます。 その下の[Font]ボタンは時計に使うフォントを指定できます。
|
24時間表示 ![]() |
12時間表示 ![]() |

表示されている画像に各種効果を付けることができます。なお、効果があるのはカメラからキャプチャしたものまたは[Picture]でロードした画像のみです。「ふきだし」やフリーハンドで書いた物には適用されません。サンプルとして各効果を下の画像に適用した場合を示します。


現在表示している画像の動作を一時停止したり、画像をファイルに保存したりします。
カメラからのキャプチャ画像、一部の「ふきだし」の移動などの動きを一時的に停止します。もう一度押すと再開します。
現在表示中の画像(「ふきだし」やスーパー文字、フリーハンド、各種エフェクト、枠など全てを反映した結果の画像)をファイルに保存します。押すと保存ダイアログが表示されるので、必ず画像形式を示すサフィックスを指定して保存します。例えば、cap.jpgとかcap.png等です。

画面上に表示されている「ふきだし」と「スーパー」を一括して操作します。時計や手書き文字、枠画像等は操作対象となりません。
現在表示している「ふきだし」と「スーパー」を一時的に全て隠すことができます。もう一度押すと表示されます。
現在表示している「ふきだし」と「スーパー」を全て消します。消した後に以前の表示を戻すことはできません。
枠として使用する画像を指定します。画像は同時に4枚までロードできますが、一度に表示できるのはそのうちの1枚です。4つのボタンがありますが、ここには読み込まれている画像の縮小イメージが表示されます。グレーの場合は何も読み込まれていません。
4つのうちどれかを選択して[Load]ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが表示されます。ここで枠として使用する画像を選択します。 画像効果で枠が有効の時のみ、現在選択されている枠画像を重ね合わせて表示します。
枠として使用できるのは、次のような形式の画像に限られます。
具体的にはPNG形式やXPM形式、GIF形式等で作成することができます。透明色部分が無い画像ファイルを選択した場合は何も読み込まれません。 また、画像サイズは常に352x288ピクセルにリサイズされます。そのため、最初からこのサイズで透明色部分がある画像を作成しておくと良いでしょう。
[Anim]ボタンは、読み込まれている4枚の枠画像を順番に切替えて表示する機能です。1番目から4番目まで表示すると自動的に停止しますが、[loop]のチェックを入れておくと繰り返して表示するようになります。loop時に停止する場合は[Anim]ボタンをもう一度押します。
「ふきだし」は初めて表示された時は左上から右下に向かって段階的な位置に表示されます。 一度表示された「ふきだし」の位置にポインタ(マウスカーソル)を合わせて左ボタンを押したまま動かしてみましょう。すると「ふきだし」の位置を変えることができます。これにより好きな位置に移動することができます。なお、画面の外に持っていくこともできますが、二度と掴むことができなくなります。そうなってしまったらキー入力を続けて新しい「ふきだし」を表示しましょう。
同じように「ふきだし」の上で今度はポインタの右ボタンを押してみましょう。すると「ふきだし」の形(タイプ)が順に変わっていきます。つまり後から好きな形に変更ができます。
「ふきだし」のうち付箋紙型以外のものには矢印というか、ヒゲというか、とにかくそういうものがあります。「ふきだし」の位置を変えたりした場合、この向きも変えたいでしょう。 その場合、キーボードのShiftキーを押しながら右ボタンを押しましょう。すると矢印の向きが右下、左下、右上、左上を切替えられます。これ以上の細かい向きに変えたり長さを変えたりはできません。
表示されている文字フォントの変更も同じように変更できます。「ふきだし」の上にポインタを合わせ真中(ポインタのボタン2)を押してみましょう。フォントパレットにあるフォントを順に切替えて表示します。
ビューワウィンドウで文字入力エリアにフォーカスがあるときに限り、一部の機能をキーボードから操作できます。
| 操作キー | 説明 |
|---|---|
| Meta-T | 次に表示する「ふきだし」のタイプを変更します。既に表示されているものには影響を与えません。 |
| Meta-S | 「スーパー」の表示方法を変更します。既にスーパーインポーズが表示されている場合はその表示方法も変わります。 |
| Meta-F | 次に使用するフォントパレットを変更します。表示中のものには影響を与えません。 |
| Meta-C | 時計表示をON/OFFします。 |
| Meta-H | 表示中の「ふきだし」とスーパーインポーズ文字列を一時的に隠します。 |
| Shift-Meta-C | 表示中の「ふきだし」とスーパーインポーズ文字列を全て削除します。 |
| Meta-D | 手書き描画したものをクリアします。 |
| Meta-P | 画像を一時停止します。 |
| F1 〜 F12 | 画像エフェクトのON/OFF。F1から順に ネガポジ反転, モザイク, モノクロ, セピア, 左右反転, 上下反転, 赤カット, 緑カット, 青カット, エンボス, 階調落し, フレーム に対応します。 |
USBカメラからキャプチャしている時はUSBカメラを外ないでください。最悪の場合OSカーネルがpanicする可能性があります。外す際は必ず[Detach]を押したあとにしてください。
このプログラムはGTK1.2を使用しています。そのため日本語を含め文字入力はGTK1.2の仕様に従います。文字入力時キーボードから直節入力できない文字は何らかのInputMethodが必要です。GTK1.2はXIMに対応していますので、XIMに準拠したInputMethodを使用することができます。 動作確認した環境は、ja_JP.eucJP, kinput2 -xim において日本語の入力だけです。